モバチュウで
見ることからはじまる障害者のスポーツ
陸上競技

写真提供:エックスワン
陸上競技の見どころは、残存能力を最大限に活用し、義足や車椅子を駆使してタイムや距離の記録更新に挑戦する点にあります。
現在では科学的に身体の動きを分析し、より性能の高い義足などを着用していることから、その記録はオリンピックの記録と変わらないまでに更新され続けています。他の競技と比較しても、障害や補装具の多様性を知ることのできる競技といえましょう。
例えば400mを義足を着用して走ると、ふくらはぎの筋肉を利用できないことからスタート時は出遅れ、コーナーは、足関節がないため走りにくいものの、後半は義足には乳酸がたまらずスピードが上昇します。時には障害のない選手をごぼう抜きする選手も現れます。走り高跳びでは、片足を大腿部から切断した選手が1m96cmもの記録をたたき出しています。また片足を切断した走り幅跳びの選手においては、義足で踏み切るなど、人間の能力の可能性を魅せつけます。
ただし、車椅子や義足など補装具の性能が向上する一方で、記録に差が生じてくることも否めません。特に途上国においては、一足100万円もする義足には手が届かないのも事実です。障害者のスポーツを継続するうえでは、このような課題もクリアしていかなければならないという側面があります。







